良くある戦略を自分でどのように解釈し
トレードに活かしているのか
The Philosophy of Subtraction
多くのトレーダーは「聖杯(必勝法)」を探し、チャートをインジケーターで埋め尽くす。 しかし、建築において最も強固なのは、無駄な装飾を削ぎ落とした構造体のバランスである。
私のトレード設計に、複雑な数式はない。 あるのは、「当たり前のことを、当たり前に繰り返す」ための、極限まで単純化されたシステムだけである。複雑さは迷いを生む。単純さだけが、再現性を保証するからだ。
The Logic of Tools
ダウ理論
・高値と安値の切り上げ/切り下げ
・トレンドの定義
を整理するための枠組みとして使っている。
自分のトレードでは
「環境認識の前提条件」としてのみ参照し、
エントリー判断には使わない。
移動平均線
移動平均線は、
相場の流れを時間軸ごとに分解して把握するための補助として使っている。
基本は以下の3つ。
- 34期間
- 上位足の21期間
- 200期間
34期間は短期の流れ、
上位足の21期間は中期の方向性、
200期間は長期の大きな流れを見るための目安。
これらを軸に
短期・中期・長期の位置関係を整理し、
相場がどのフェーズにあるかを把握する。
移動平均線そのものを
エントリーの根拠にはせず、
あくまで流れと立ち位置を読むための参照として扱っている。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、
スクイーズした局面での反転ポイント把握を目的に参照している。
それ以外の場面では使用しない。
Wトップ / Wボトム
プライスパターンは、
WトップとWボトムのみを狙う。
それ以外のパターンは
トレード対象としない。
水平線
水平線は、
週足と日足の最高値・最安値のみを参照している。
キリ番は使用しない。
「意識されていそう」といった
曖昧なラインは引かない。
Overriding the Emotion
迷いがゼロになったことはない。 だからこそ、全ての判断をシステム化し、感情が入り込む隙間を物理的に排除している。 「迷ったら、設計図(ルール)に戻る」 それが、私が市場で生き残るための唯一の防衛策である。
